みそじのおんかつ

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音活真っ盛りのおばちゃんです。

【作詞】歌詞を作るコツは分かりやすさ+分かりにくさ+繰り返し-クドさ

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歌詞を作るコツは分かりやすさ+分かりにくさ+繰り返し
こんにちは、さとう(@sayakasato00)です。
今回はTwitterでご質問をいくつか頂いたので作詞についての記事を書こうと思います。一般的にポップスで使われているのは分かりやすさ+分かりにくさ+繰り返し-クドさでの構成が多いです。最近の楽曲では当てはまらない楽曲ももちろん多いのですが、聞いていて覚えやすいもの・耳に残るものとなるとこの法則に当てはまるものがほとんどなのではないかと思っています。

www.obachang30.xyz

この記事でも書いたようにJ-POPには法則が沢山あるので、気にしながら歌詞を読むととても楽しいです。作詞・作曲両方やってみたい!という方へ少しでも役立つ話であれば幸いです。

作詞においての分かりやすさとは

曲の中で一番何を伝えたいのか、楽曲のテーマに当たる言葉になります。サビに使われる事が多く、誰が聞いても一瞬で言葉の意味を解釈出来る事が大事になります。せっかくのサビなのに難しい言葉を並べられてイメージが出来ないのでは、曲全体の価値が下がってしまいかねません。

例えば恋愛ソングの歌詞を書くとして「気になる」よりも「好き」「大好き」の方がしっかりと相手に訴えかけていますし言葉にインパクトがあります。また「僕は●●だ」という風に言い切るというのも相手に訴えかける言葉になります。アイドルソングが特に分かりやすいのではないでしょうか。

恋するフォーチュンクッキー!
未来はそんな悪くないよ
  (AKB48 恋するフォーチュンクッキー)

恋するフォーチュンクッキーの場合は未来はそんな悪くないよが訴えかけに当てはまります。

あ~ そうよ いつでも女は女優よ
キツネじゃない キツネじゃない
乙女な メギツネ
  (BABYMETAL メギツネ)

メギツネの場合はいつでも女は女優よが訴えかけに当てはまります。
自分の曲で何を伝えたいのかを明確にするのがサビの役目でもありますので、大事な言葉を持ってくるべきです。また楽曲のタイトルにもなっている言葉をサビに持ってくるのもよく使われる方法で、サビに持ってくる事で楽曲のタイトル自体も覚えてもらう事ができます。ここでは難しい言葉は敢えて使わずにストレートな言葉を選ぶ事が大事なのではないかと思います。

作詞における分かりにくさとは

楽曲におけるAメロ・Bメロにあたります。いきなり最初から「君が好きだー!」と言う歌詞でも十分に成立しますしそれも味なのですが、サビで更に強い言葉や他の意味を持ってこれる場合のみ。基本的には「君が好きだ」という事を一番に伝えたいのであれば、AメロやBメロは主人公がどんな人間なのか、どんな場面での歌なのか、など風景を思い浮かべられる言葉を書く事をオススメします。

泥だらけの走馬灯に酔う こわばる心
震える手は掴みたいものがある それだけさ
  (LiSA 紅蓮華)

どんな景色に主人公がいるのか、どんな気持ちでいるのかがはっきりすればするほど、サビに入った時の盛り上がり方が違います。

僕は歩く つれづれな日
新しい夜 僕は待っていた
  (サカナクション アルクアラウンド)

アルクアラウンドの場合は今が昼なのか、夜なのかの時間帯も合わさって更にイメージしやすい歌詞です。

分かりにくさを作る上でのちょっとしたコツ

とは言え、いきなり情景を作ったりストーリーを構築するのは難しいかもしれませんので、普段私が使っている方法をお教えします。例えば恋愛がテーマの歌詞であればノートなどの真ん中にテーマとなる言葉をおきます。
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その次に恋愛で想像する言葉を羅列していきます。
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その次に学校から連想する言葉や失恋から連想する言葉など、連想ゲームを何度か繰り返していきます。そうする事で恋愛というテーマの中で「片思い」なのか「振られてしまったのか」、「叶わない恋」なのかなど細分化していく事が出来ます。ある程度の構想がそこで固まってくると思うので、出てきた単語から言葉を繋げて歌詞にします。繋げる時は逆に外側の単語から内側のテーマに繋がっていくのをイメージすると作りやすいのではないかと思います。

作詞における繰り返しとは

これは日本の楽曲では特に多いので深く説明する必要もないと思いますが、同じ言葉や同じ母音を繰り返す事でリスナーが覚えやすい楽曲になります。

パッパッパラッパパパラパ 煙る 蒸気 喧騒の目
パッパッパラッパパパラパ ここで 登場 ピンチヒッター
  (ハチ(米津玄師) パンダヒーロー)

サビの頭に入るコーラスが繰り返される事で中毒性が増し、なおかつ誰でも歌えるような簡単な単語なので口ずさみたくなる歌詞になっています。パンダヒーローという楽曲は全体的に難解な言葉が多いのですが、このパッパッパラッパパパラパという分かりやすい単語がある事で全体を聞きやすく惹き込まれる楽曲に仕上がっていると思います。

春がくるだろう
遠くないだろう
鼻も咲いてしまった
  (東京スカパラダイスオーケストラ 倒れないドミノ)

こちらは先程と逆で言葉の最後の「だろう」を繰り返す事で覚えやすい歌詞になっています。●●だろうや●●じゃないかなど、言葉尻を揃えるのもかなり効果的な繰り返しになります。

作詞におけるクドさとは

先程の繰り返しに繋がるのですが、いくら覚えて欲しいからと言って

好きです 超好きです すっごい好きです もっともっと好きです 東京ドーム100個分好きです


と何度も何度も言われるとクドくないですか?そのために伝えたい事があって繰り返しを使う場合もある程度の限度があります。

とんで とんで とんで とんで とんで
とんで とんで とんで とんで
まわって まわって まわって まわる
  (円広志 夢想華)

のように繰り返す事でヒットした楽曲ももちろんありますので一概には言えないのですが、基本的には3回までがちょうど良いのではないかと思います。

歌詞を作るコツは分かりやすさ+分かりにくさ+繰り返し-クドさ

歌詞を作る事は決して難しい事ではなく何度か繰り返していく事で自然と身につきます。作ってみたら人に見てもらうなどをする事で更に精度が上がっていくのではないでしょうか。今回ご紹介したのではあくまで一例で、人によって作り方は様々ですし、最初にお話した通り最近の楽曲では当てはまらないものも沢山あります。様々な方法を試してみて、自分だけの方法を見つけてみて下さい。